プロブロガーのイケダハヤトさんが今までの半生を語っています。
どのようにして現在のような成果を得たかが語られています。
第1章 人に嫌われることを恐れていた頃の話
第2章 炎上するのは悪いことですか?
第3章 中学時代、サイトに月間50万アクセス集めた話
第4章 偏差値55から半年で早稲田大学に合格った話
第5章 ブログで年間500万円稼いだ話
第6章 「強い心」を生み出す炎上のススメ
第7章 「社会人」って言葉、気持ち悪くないですか?
第8章 本当の自由とは何なのか
著者は昔はシャイでコミュニケーションが苦手だったようです。
そこまではわたしと同じです(笑)
自分のキャラを作ることで他人が勝手に集まってくるということを発見し、
コミュニケーションが苦手でもなんとか学校内である程度の地位を、
得ることに成功したようです。
著者は現在はブログが炎上しても平常心だしメリットがあると言っていますが、
はじめからそうではなかったようです。
ブログに対するさまざまな罵倒や批判のコメントに、抑うつ状態になり、
不眠や関係念慮などで悩む毎日だったようです。
そのためブログの執筆も内容がつまらない保守的で臆病な文体になってしまったようです。
しかし著者は他人の批判を受け入れるためにいろいろな「修行」をしたようです。
それによって他人の批判を受け入れることができたようです。
修行のひとつは自分対する執着(我執)がなければ悩みがないと仏教から学んだようです。
自分ではなく他人が批判やバカにされていても自分は傷つくことがありません。
自分が批判やバカにされていたら自分は傷つきます。
ちょうどそのように自分と思っているもの(自我)に対して
執着がなければ自分のことを批判やバカにしたとしても平常心です。
自分でないものに悲しみも喜びもおこらない。
著者はまるで自分が自分ではなく自分のアバターのように
捉えることができるようになっているといっています。
例えるなら自分はゲームをしていて、ゲーム上のキャラクターが
批判やバカにされているというかんじでしょうか。
一種の悟りのようなものにたっしているのでしょうかね。
これってかなりの実践が必要なのではないでしょうか。
著者は人生を一生懸命に生きているように見えるので、
さまざまな経験があってのことなのでしょう。
仕事術のノウハウだけの本ではないです。
著者が批判されても自分が良いと思うことを常に実践し続ける、
生き様が感じられる良い本でした。
なぜ僕は「炎上」を恐れないのか 年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術 (光文社新書)
- 作者: イケダハヤト
- 出版社/メーカー: 光文社
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