ほぼ西川口。

居心地が良くくつろげる第3の場所

『地獄極楽 絵本』を読む/様々な地獄を紹介する絵本

地獄極楽 絵本


絵がうまい小坊主の真観さんが仏画を極めるために地蔵菩薩に
地獄と極楽につれていってもらうお話です。




この本ではほとんど地獄の紹介で終わってしまいます。




なぜならば地獄の数が8つもあるからです。




閻魔大王が死者の生前の行いによってどこに生まれ変わるのかを
決めます。




これは六道輪廻といわれるもので


人間
阿修羅
畜生
餓鬼
地獄

のなかのどこかに生まれます。



生前に良い行いをすれば
善趣(天・人・阿修羅)に生まれ
生前に悪い行いをすれば
悪趣(畜生・餓鬼・地獄)に生まれます。



もちろん悟ってしまえばこの輪廻から脱出できます。
死んだら二度と生まれないもしくは永遠に極楽に住めるようです。



地獄もいろいろあって生前に犯した悪行為の種類によって
行き場所が決まるようです。




嘘をついたり、人を殺めたり、聖人を迫害したりです。



この本での地獄は

等活地獄
黒縄地獄
衆合地獄
叫喚地獄
大叫喚地獄
焦熱地獄
大焦熱地獄
阿鼻地獄

です。下に行くごとに責め苦もきつくなるし、服役期間も伸びます。
まあ責め苦はどこでもずたずたに引き裂かれたりするので
変わらないかもしれません。



責め苦を受けて体がボロボロになって痛みを感受できなくなると
すぐさま体が再生して痛みを感受できるようになります。



そうして過去の悪業の報いを受けます。



阿羅漢や仏を迫害した人は地獄の最高位の阿鼻地獄に行きます。
服役期間は宇宙の始まりから消滅よりもさらに長いようです。




イラストではリアル?に地獄の拷問の風景が描かれています。
絵のタッチが可愛い感じなので見れますがグロテスク極まりないです。




死ぬ前に地獄の様子を知ることがわかれば犯罪率はゼロに
近くなるでしょう。



地獄を知るのは極楽を知るより有益ですね。

地獄極楽 絵本

地獄極楽 絵本